中島みゆきさんの歌、先日リンクしていた動画が削除されていたので、
「ぶにぴー」という人がボーカロイドでカバーされたのを見つけた。
耳コピーで作ったそうで、すごい音感だと驚く。


【鏡音リン】命の別名(ケロケロバージョン)-中島みゆきのカバー曲です。
ぷにピー  2011/02/08 にアップロード

1998年1月9日から3月27日までTBS系列で放送されていたテレビドラマ
「聖者の行進」のテーマ曲です。
CDが発売された当時、耳コピーで作ったMIDIです。途中のギターのソロが
少し残念な感じがしますが、ご了承ください。

説明の続き⇒ https://youtu.be/2L-m4tUssZE
(ノーマルバージョンもある)

この歌はテレビドラマ『聖者の行進』テーマ曲だったという。私はそのころ数年テレビをほとんど見ていなかったので、今まで全く知らなかった。ウィキペディアによると、
内容は水戸事件(水戸アカス事件)を基にしたもので、題名は純粋な心を持つ知的障害者達を聖者になぞらえるとともに、ドラマ内で彼らが演奏するジャズナンバー「聖者の行進」からとられている。
それで今年の相模原障害者施設殺傷事件と重ね合わせる人がいたんだな。
この犯人の思想は、長谷川豊の人工透析患者が泣くなら殺せ、という命の差別と同類なんだ。


みゆきさんの曲から歌詞の一部
『うたまっぷ』より http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=64815
何かの足しにもなれずに生きて
何にもなれずに消えてゆく
僕がいることを喜ぶ人がどこかにいてほしい

石よ樹よ水よ ささやかな者たちよ
僕と生きてくれ
・・・・

石よ樹よ水よ 僕よりも
誰も傷つけぬ者たちよ

この歌いいと思う。
それで勘違いする人がいてほしくないんだが、人は何かの足しになる必要は無いんだよ。ただお荷物になるだけで辛いと思う人がいるのはわかるけれどね。そんなことじゃないよ。
人は親の意思や行為の結果生まれただけで、それは古代からのDNAたちの生存欲求の連鎖に過ぎない。
人が生まれる素因にたいした意味も使命もない。虫や動物たちとわれら人間は同類なのだ。

ただ人間として生まれたからには自分を特別な存在なのだと思いたい、生まれた意味、生きる意味を見つけたいと、そう思う人たちがいるだけなのだ。でもそんなに大したことじゃない。そして生きていくからには何かを為していく。それで自分なりの意味が生まれていく。

それから、障碍者が生きていくには人より手がかかる、金がかかると差別を受ける、だけどな、そのおかげで医療や科学が発展し、企業があり経済が回り、雇用の場も広がっている。だから例え重度障碍者だって、何かの足しどころか立派に他人や社会の役に立っているんだ。だから気にすることない。でも本来、役に立つことが重要というわけではないから。あとは自分の辛さをどうするかだね。

そして人それぞれ、悪くないと思えるようなことを、自分ができることをすれば良いだけさ。
それは健常者も障碍者も同じなんだから。

2018/01/22更新