2020年4月6日
 「 文ぶん福ぷく 、ありがとう」

 唇がかすかに動いたかと思うと、次の瞬間、佐藤トキさん(仮名)は静かに息を引き取りました。その傍らには、文福がしっかりと寄り添っていました。

 特別養護老人ホーム「さくらの里 山科」で暮らす文福は、柴犬系の雑種で推定10歳。保護犬(保健所から引き取られた犬)出身で特別な力を持っています。同じユニット(※)で暮らすご入居者様が亡くなるのを察知して、その傍に寄り添い、最期を 看み取と るという行動をとるのです。と言うと、みなさんは「そんなばかな」とおっしゃるかもしれません。しかし、これはれっきとした事実なんです。私たちのホームで、文福はもう10人以上のご入居者様が亡くなるのを看取ってきました。文福のおかげでご入居者様方は、穏やかに、安らかに旅立つことができました。
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