漫画『お別れホスピタル』 東洋経済オンライン
沖田×華 : 漫画家  2020/05/02 7:45

誰しもに訪れる「死」を見守る――終末期病棟。
ガン患者と家族、認知症の老人、夫婦の姿――。

そこで働いて2年目の看護師・辺見が目にするのは、さまざまな患者の“死と人生”をめぐる赤裸々で剥き出しの悲喜劇ドラマでした。

長寿が誰にとっても当たり前となった現代。あなたにとって、家族にとって「生きるとは?」 「死とは?」をストレートに問いかける問題作。『お別れホスピタル』(小学館)より一部抜粋して、ご紹介します。

(第1話)「ゴミ捨て場」と呼ばれる"終末期病棟"での最期
https://toyokeizai.net/articles/-/345122

(第13話)同時入院した「理想の夫婦」が迎えた衝撃の結末
https://toyokeizai.net/articles/-/380152



・・・・・・
沖田×華さんの作品を初めて見たのは何年も前で、産婦人科に勤めていたころを描いたものだった。そこはかわいらしい赤ちゃんの誕生をよろこぶ場所というだけではなく、数多く中絶され命を終える胎児たちの処置室でもあった。発達障害を持つ沖田さんの実体験をふまえた作品だが、学校を出たてではじめて看護に携わった主人公は自分の仕事に戸惑いながらも実直にはたらく。のちにNHKでドラマ化された。良い作品だった。

それが今回は、患者が必ず命を終える病院、終末期ホスピタルが舞台になっているとは驚いた。沖田さんにはホスピス病棟勤務の経験もあるのか、あるいは取材をもとにした作品なのか。またも考えさせられる状況が描かれている。