2020/4/2 15:38 (JST)4/4 18:40 (JST)

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年、男性患者の人工呼吸器を外して死亡させたとして殺人罪で懲役12年が確定し、服役した元看護助手西山美香さん(40)=彦根市=を無罪とした大津地裁の再審判決について、大津地検は2日、上訴権を放棄したと発表した。逮捕から約16年が過ぎ、西山さんの無罪が確定した。

 西山さんは「すごくうれしい。両親もとても喜んでいる」と話し、3月31日の判決から2日後の上訴権放棄について「検察が悪あがきして喜べないという思いもある」とした。井戸謙一弁護団長(66)も「検察は判決直後に上訴権を放棄すべきだった。捜査機関は判決の指摘を受け止め、捜査を検証し、改善すべきだ」と強調。国家賠償請求訴訟については「改めて検討したい」とした。
続き https://www.47news.jp/4676922.html


滋賀「呼吸器外し殺人」再審で無罪判決、でっちあげ捜査の怖さ実感
戸田一法:事件ジャーナリスト
ダイアモンドオンライン 2020.4.1 4:45
https://diamond.jp/articles/-/233348



元看護助手に再審無罪 患者死亡で懲役12年服役―「自白信用性に疑い」・大津地裁
時事通信 2020年03月31日17時02分

 滋賀県東近江市(旧湖東町)の湖東記念病院で2003年に死亡した男性患者=当時(72)=に対する殺人罪で懲役12年が確定、服役した元看護助手西山美香さん(40)の再審判決が31日、大津地裁であり、大西直樹裁判長は「自白は信用性に重大な疑いがあり、誘導的な取り調べに誘発されたものだ」と述べ、無罪を言い渡した。
〔中略〕

 判決で大西裁判長は「男性は致死性不整脈やたん詰まりなどで死亡した可能性がある」と指摘。「呼吸器を外した」と話した西山さんの捜査段階の自白は、変遷を繰り返し、客観証拠とも矛盾しており信用できないと判断した。
 また、滋賀県警の警察官が、西山さんの迎合的な供述傾向や、自身への恋愛感情を利用して誘導的な取り調べをしたと認定し、自白の任意性も否定した。その上で男性の死亡について、「何者かによって殺害されたという事件性を認める証拠すらない」と結論付けた。
続き https://www.jiji.com/jc/article?k=2020033100175