先日、NHKで「この世界の片隅に」というアニメ映画を放送していた。劇場公開時は評判が良くてロングランが続いたと聞いている。いつかDVD借りようかなと思っていたら、それより早くテレビ放送の方で見ることになった。原作コミックにかなり忠実のようで、昨年のテレビドラマのような変な脚色が入っておらず、良かった(いやドラマも素敵だったけど)。
物語の最後のあたり、原爆でお母さんを亡くした幼い女の子が、主人公鈴さん夫婦に出会うシーンが一番好き。ボロボロにやつれた女の子は右手の無い鈴さんを見て、戦災でやはり右手を失った自分の母を思い出す。そして同じような鈴さんのその腕にそっとすがりつくのだ。鈴さんはこう語りかけた。
「あんた、広島でよう生きとってくれんさったね」
だがアニメ版放送では、この言葉が入ってなかったので、とても残念だった。
この映画は追加シーンを入れてまた劇場公開の予定だというので見てみたい。
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「この世界の片隅に」、原作コミックの作者は「こうの史代」さん。
それとは別に、昔の作品で他の人が書いた「この世界の片隅で」という本がある。読んだことは無いが、やはり広島原爆を扱ったものだそうだ(著者名を記しておきたかったが、「この世界の片隅で」と検索しても「・・片隅に」の方ばかり出てくるのであきらめた。後日また探そう)。
こうの史代さんはその作品を元々知っていたから、感銘を受けるなどして自著のタイトルに使ったのだと思った。ところが彼女は知らなかったと言っているそうだ。何で読んだのだっけ? そのへんはどうも腑に落ちないのだが。