2018.05.24 07:00
・・ここは札幌新陽高校・2年8組の教室。朝のホームルームで教壇に立つのは、累計120万部のベストセラーとなった『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(通称『ビリギャル』)のモデルとして知られる小林さやかさん(30才)だ。今年4月からインターン(実習生)として同校で働いている。

 高校時代、教師から「人間のクズ」と罵られ、学校が大嫌いになったという彼女は、12年の時を経て、学校へと戻ってきた。そこには彼女の“新たな教育の一助を担いたい”という強い信念があった。(中略)

 彼女が教育に目を向け始めた頃に出会ったのが、同校の荒井優校長(43才)だった。もともと新陽高校は「札幌最後の砦」と呼ばれるほど、偏差値が低い子供たちの受け皿となっていた学校だ。数年前には廃校ギリギリにまで追い込まれていたが、当時ソフトバンクの社長室で働いていた荒井氏が校長に赴任。母子家庭など、経済的に苦しい家の子供たちも通えるように入学金を免除するなどの改革を断行すると、生徒数はV字回復。就任わずか2年で生徒数は大幅に増え、712人となっている。
 さやかさんが荒井校長との出会いをこう振り返る。