毎日新聞 2017年8月17日 13時06分(最終更新 8月17日 13時20分)

 厚生労働省は17日、2016年度に全国の児童相談所(児相)が対応した児童虐待件数は、前年度比18.7%増の12万2578件(速報値)だったと発表した。1990年度に統計を取り始めて以降、26年連続で増加した。近年、子どもの前で親が配偶者に暴力を振るう「面前ドメスティックバイオレンス(DV)」が虐待として認知され、警察からの通報が増える傾向が続いている。(中略)

 また厚労省の専門委員会は、15年度に虐待で死亡した子ども(心中を除く)の分析結果も公表した。今回初めて、都道府県などが「虐待による死亡と断定できない」と報告した12人の事例も含め調査した。専門委は12人のうち8人について「虐待死」と判断。虐待死した子どもは計52人で、0歳児が最多の30人(57%)、主な加害者は実母が26人(50%)、実父が12人(23%)などだった。