毎日新聞2017年9月5日 地方版 長崎県
 「元生徒の皆さん、どうか対話に応じてください」。いじめを受けて自殺した新上五島町立奈良尾中3年の松竹景虎(かげとら)さん(当時15歳)の父裕之さん(53)は4日、町などとの和解に際し、長崎地裁で行った意見陳述の最後で同級生たちにこう呼びかけた。【樋口岳大】

 奈良尾中は離島の小規模校で当時、3年は1クラス21人だった。自殺までの経緯を調査した町の第三者委員会が昨年1月にまとめた報告書によると、1、2年時から他の生徒へのいじめがあり、3年時には松竹さんが標的にされた。学級委員になり授業中も積極的に挙手をする松竹さんに対し、複数の同級生が「うざい」「出しゃばっている」などと言い、「死ね」といった悪口を言ったり、無視したりするなどいじめは次第にエスカレートしていった。
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