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 2017年7月8日放送
NHK「ブラタモリ サムライがつくった弘前の宝」

毎回タモリさんの知識がすごくて驚かされる『ブラタモリ』。先日は弘前を訪ねた回。タモリさんも知らないことが幾つもあった。自分はりんごと桜の話が興味深かった。

だいたいの話。
明治になって武士の多くは失業した。弘前では菊池楯衛という元藩士が、武家の家業とするために、輸入したりんごの栽培法を確立した。接木によって増やすという方法で、これが各地に伝えられた。弘前は今でも市町村では全国一のりんご産地。
りんごの木は幹を切って芯止めすることで枝が横に大きく張り出す。人が収穫しやすく、また根もよく張るので木が強くなり、果実もよく育つと分かった。この栽培法が桜に生かされた。
 
菊池楯衛-1
菊池楯衛-2
菊池楯衛-3
菊池楯衛-4


弘前城が荒廃していくのを悲しんだ菊池楯衛さんは、私財を投じて1000本の桜を植えて住民たちの憩いの場としていた。ここには日本のソメイヨシノで最も長寿の木がある。平均的な寿命は60年くらいなのだが、楯衛さんが植えたこの桜はなんと135歳。芯止めして育ててある。明治15年から今まで、たくさんの花を咲かせて楽しませてくれた。
花の時期が終わると、美しい花を見せてくれたことに感謝をこめて、「お礼肥え」という肥料をあげるのだそうだ。これもりんごの栽培法から取り入れてあり、各地に伝えられたという。そのほか弘前城には樹齢100年以上の桜が400本ほどあるという。弘前の宝として大事に育てられた。

菊池楯衛-5
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昔、りんごの木を種から数年だけ育てたことがある。食べたりんごの芯を土地の肥料になるだろうと放っていたら次々と芽が出たのだ。それを数本鉢植えにしていた。ただ木がかわいいから見ていただけで、特に肥料もあげなかった。1メートル以上は伸びたかな。引越しすることになって近くの山に勝手に植え直した。その山も数年後には工場敷地になり、広大な山地の樹木たちが伐採されてしまった。かわいそうだった。(07/13 更新)